『日本開発のエボラ未承認薬、ノロウィルスにも有効の可能性』
出典:(英)ロイター通信(2014/10/21)
今回は将来的にノロウイルスの特効薬となりうる可能性を秘めた薬として期待されている
『ファビピラビル(商品名:アビガン錠)』に関するニュースをご紹介します。
日本国内の企業である富士フイルムのグループ会社「富山化学工業」が、富山大学医学部の白木公康教授と共同で開発した抗インフルエンザ薬に『ファビピラビル(商品名:アビガン錠)』というものがあるのですが、英ケンブリッジ大学の研究チームの実験によりますと、動物実験においてノロウイルスに感染したマウスに本剤の投与を行った結果、ノロウイルスの減少・消失等が認められたと発表したのです。
腸内のノロウイルスの増殖を抑え、自滅させる事が可能に?
この発表によればノロウイルスへの効果が認められたのは、ファビピラビルがマウスの腸内におけるノロウイルスの増加を抑制し、かつ「致死突然変異誘発」という減少によってノロウイルスを自滅に追いやる効果を発揮した結果であるとされていますが、この研究が今後更に進んでいけば、世界初となるノロウイルスへの特効薬を遂に私達人類が手にする事が出来るかもしれませんね!
ノロウイルスへの特効薬などというものは古今例がありませんので、これからの研究の進展には世界中からも期待が寄せられるのではないかと思います。今後の続報が非常に楽しみな心強いニュースでした。